「デイサービスとデイケア、どう違うの?」「自分にはどちらが合うの?」退院後に通所サービスを使いたいけれど、種類が多くてわからない——そんな疑問にお答えします。通所サービスは、外出・人とのつながり・入浴・リハビリ・食事をまとめて提供してくれる、退院後の生活の大きな支えになります。

デイサービスとデイケアの違い

デイサービス(通所介護) デイケア(通所リハビリ)
運営する施設 デイサービスセンター 老健・病院・診療所
主な目的 生活の維持・社会参加・介護者の休息 機能回復・在宅生活の維持(リハビリ中心)
リハビリ 体操・レクリエーション程度 PT・OT・STによる個別リハビリ
入浴 あり(多くの施設で) 施設による
向いている方 生活全般のサポート・交流が必要な方 退院直後・機能回復を続けたい方

デイサービスでできること

🚌 送迎:自宅まで車で迎えに来て、帰りも送り届けてくれます。

🛁 入浴介助:自宅での入浴が難しい方も、安全に入浴できます。週1〜2回の入浴をデイサービスで確保する方も多いです。

🍱 昼食の提供:栄養バランスのとれた食事が出ます。一人暮らしの方の食事確保に役立ちます。

🎭 レクリエーション・活動:体操・ゲーム・手芸・音楽など。人との交流ができ、生活にハリが生まれます。

🩺 健康チェック:血圧・体温などを測定し、体調の変化を確認します。

👨‍👩‍👧 介護者の休息(レスパイト):本人がデイサービスにいる間、介護している家族が休めます。

デイケア(通所リハビリ)でできること

🏋️ 個別リハビリ:理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)が担当。歩行練習・上肢機能・嚥下訓練など、入院中の続きとして取り組めます。

📋 目標に向けたプログラム:「また自分でトイレに行けるようになりたい」「台所に立ちたい」などの目標に向けて、個別のプログラムを組んでもらえます。

🩺 医師による管理:施設に医師がいるので、体調の管理・薬の調整の相談もできます。

🏊 施設によっては温水プール・浴槽設備も

※ 退院後の早い時期(機能回復が見込まれる時期)に使うことが多く、目標が達成されてきたらデイサービスに移行することもあります。

どちらを選べばよいか

デイケアが向いている方:
✅ 退院直後で、入院中のリハビリを継続したい
✅ 歩行・動作・言葉など、特定の機能を回復・維持したい
✅ 専門職(PT・OT・ST)による個別指導が必要

デイサービスが向いている方:
✅ 機能の維持・社会参加・人との交流を重視したい
✅ 入浴を施設でしたい
✅ 介護している家族に休息の時間をつくりたい
✅ 一人暮らしで食事・健康チェックのしくみをつくりたい
💡 「最初はデイケア、落ち着いたらデイサービス」という流れもよくあります
退院直後はリハビリ重視でデイケアを利用し、ある程度状態が安定してから、デイサービスに切り替えるケースは多いです。ケアマネジャーと一緒にタイミングを考えましょう。

費用と利用の流れ

費用:
介護保険を使うと、自己負担は1〜3割(認定区分・所得・利用時間によって異なります)。
昼食代・おやつ代などは別途かかることがあります。

利用の流れ:
① 介護保険の認定を受ける
② ケアマネジャーと相談し、ケアプランに組み込む
③ 施設見学(複数見てみると比較しやすいです)
④ 契約・利用開始

退院前にケアマネジャーが手続きを進めてくれれば、退院後すぐに通い始めることができます。

施設を選ぶときのポイント

見学・体験利用で確認すること:

🏠 雰囲気は本人に合っているか(活動的・落ち着いた・など)
👥 利用者の年齢層・人数(なじみやすいか)
🚗 自宅からの送迎が対応しているか・時間帯は
🍱 昼食の内容・食事形態(きざみ食・とろみ食への対応)
🛁 入浴の方法・介助の仕方
💪 リハビリの内容(デイケアの場合、個別か集団か)
💬 スタッフの雰囲気・ケアマネジャーとの連携体制

体験利用ができる施設も多いので、「まず1回行ってみる」ことをおすすめします。
💡 「施設が合わなければ変えられます」
通い始めてから「雰囲気が合わない」「内容が期待と違った」と感じることもあります。その場合は、ケアマネジャーに相談して別の施設に変更することができます。最初から「ずっとここ」と決めなくて大丈夫です。