入院が決まると、病院からさまざまな書類を渡されます。「どこに何を書けばいい?」「何の書類が必要?」と戸惑う方のために、入院申込書・同意書の記入ポイントと電子申込への対応状況を解説します。
入院前に渡される主な書類
入院が決まると、外来受診時や郵便などで以下の書類が渡されます。入院当日までに記入して持参しましょう。
📋 よく渡される書類一覧
① 入院申込書 …基本情報の記入② 入院誓約書・保証書 …入院費の支払い保証
③ 手術・麻酔同意書 …手術がある場合
④ 輸血同意書 …必要な場合
⑤ 個人情報取り扱い同意書 …必須
⑥ 診療情報提供・共有同意書 …かかりつけ医との連携用
💡 余裕を持って記入しましょう:
書類は入院の2〜3日前までに一通り読んでおき、不明な点は入院前に病院に確認しておくと安心です。当日慌てて記入するとミスにつながります。
入院申込書の書き方
基本情報欄
- 氏名・フリガナ:戸籍上の正確な名前を記入(旧字体の漢字に注意)
- 生年月日:間違いが多いので健康保険証で確認しながら記入
- 住所:現在住んでいる住所
- 連絡先電話番号:本人の携帯電話+緊急連絡先
緊急連絡先・身元引受人
⚠️ 記入前に家族と確認を:
緊急連絡先・保証人(身元引受人)には、必ず事前に「連絡先として記入してよいか」を確認しましょう。緊急時に連絡がつかないと病院が困ります。
- 続柄:患者さんとの関係(配偶者、長男、長女、兄弟など)
- 連絡が取れる時間帯:昼間は職場への電話を希望する場合は職場番号も
- 住所:患者さんと同じ場合は「同上」と記入可能な場合も
かかりつけ医・他院受診状況
- 現在通院している病院・クリニック名を記入
- 複数ある場合はすべて記入(隠さず正直に)
- かかりつけ医への診療情報提供に同意するか確認を求められることがあります
同意書類について
個人情報取り扱い同意書
診療情報の利用目的(治療・研究・教育など)について同意を求めます。研究目的の利用などは断ることができます。
手術・麻酔同意書
⚠️ 内容をよく理解してから署名を:
手術・麻酔の方法、リスク、合併症の可能性について書かれています。わからない部分は必ず医師に質問してから署名しましょう。
印鑑について(2026年の現状)
✅ 署名のみで対応可能な病院が主流:
2026年現在、ほとんどの病院で押印が不要になっています。念のため入院前に病院に確認しておくと安心です。
電子申込の現状(2026年)
大学病院や大規模な医療機関を中心に、スマートフォンやタブレットから書類を提出できる「電子申込システム」の導入が進んでいます。
✅ 電子申込のメリット
・自宅でゆっくり記入できる・入院当日の書類提出時間を短縮
・記入漏れがあるとアラートが出る
・マイナポータルとの連携で基本情報が自動入力される場合も
💡 紙書類の場合は黒ボールペンで:
消えないボールペン(黒または青)で記入します。鉛筆・消えるボールペンは不可です。記入ミスは二重線で消し、訂正印が必要な場合もあります。
提出前の最終チェックリスト
- 氏名・フリガナ・生年月日に誤りがないか確認した
- 緊急連絡先の電話番号が正しいか本人に確認した
- 保証人(身元引受人)に事前に了承を得た
- 現在服用中の薬・通院中の医療機関をすべて記入した
- アレルギー(薬・食物・素材)の有無を正確に記入した
- 同意書類の内容を理解したうえで署名した
- 記入漏れ・空欄がないか全体を確認した
- 必要書類が揃っているか確認した(健康保険証・診察券・限度額適用認定証など)
Q. 保証人が見つからない場合はどうすればいいですか?
まず病院のソーシャルワーカー(相談員)に相談してください。近年は保証人不要・保証会社の利用可など対応が広がっています。
まず病院のソーシャルワーカー(相談員)に相談してください。近年は保証人不要・保証会社の利用可など対応が広がっています。